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【ビグアナイド薬】日本糖尿病学会、ビグアナイド薬の適正使用に関する勧告を発表

2012年02月12日(日)09時00分配信 配信日:12/02/12 09:00 icon_view2525view icon_view2525view
■添付文書遵守の徹底を

日本糖尿病学会の「ビグアナイド薬の適正使用に関する委員会」は、「ビグアナイド薬の適正使用に関するRecommendation」を発表しました。

「ビグアナイド薬の適正使用に関する委員会」によると、ビグアナイド薬の投与患者における乳酸アシドーシス症例の検討の結果、各剤の添付文章における禁忌や慎重投与となっている事項に違反した例がほとんどであることが判明。

そのため添付文書遵守の徹底がまず必要とし、今回Recommendationとして、注意事項をまとめ、発表となりました。

■患者に服薬や生活習慣などの指導を十分行うことが重要

乳酸アシドーシス症例に、投与量や投与期間に一定の傾向はなく、低用量の症例や、投与開始直後、または数年後に発現した症例も報告されていることから、同委員会では、 「乳酸アシドーシスの発現を避けるためには、投与にあたり患者の病態・生活習慣などから薬剤の効果や副作用の危険性を勘案した上で適切な患者を選択し、患者に対して服薬や生活習慣などの指導を十分に行うことが重要」

としています。

乳酸アシドーシスの症例に認められた特徴
◆腎機能障害患者(透析患者を含む)
◆過度のアルコール摂取、シックデイ、脱水などの患者への注意・指導が必要な状態
◆心血管・肺機能障害、手術前後、肝機能障害などの患者
◆高齢者

Recommendation
【腎機能障害患者(透析患者を含む)】
・メトグルコを除くビグアナイド薬は禁忌
・メトグルコは中等度以上の腎機能障害で禁忌である。
・SCr値(酵素法)が男性1.3mg/dL、女性1.2mg/dL以上の患者には投与を推奨しない。
・高齢者ではSCr値が正常範囲内であっても実際の腎機能は低下していることがあるので、eGFR等も考慮して腎機能の評価を行う。

【過度のアルコール摂取、シックデイ、脱水などの患者への注意・指導が必要な状態】
・全てのビグアナイド薬は、過度のアルコール摂取、脱水の患者で禁忌
・過度のアルコール摂取を避け、適量にとどめ、肝疾患などのある症例では禁酒する。
・シックデイの際には脱水が懸念されるので、いったん服薬を中止し、主治医に相談する。
・脱水を予防するために日常生活において適度な水分摂取を心がける。

【心血管・肺機能障害、手術前後、肝機能障害などの患者】
・全てのビグアナイド薬は、高度の心血管・肺機能障害、外科手術(食事制限のない小手術を除く)前後の患者には禁忌。
・肝機能障害についてはメトグルコを除き禁忌。メトグルコは軽度~中等度までは慎重投与。
・なお、経口摂取が困難な患者や寝たきりなど全身状態が悪い患者には投与すべきではない。

【高齢者】
・メトグルコを除くビグアナイド薬は高齢者には禁忌
・メトグルコは慎重投与である。
・特に75歳以上の高齢者ではより慎重な判断が必要であり、原則として新規の患者への投与は推奨しない。

(情報提供元:エスタイル)

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