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武田薬品工業、2型糖尿病治療剤を米で販売開始

2013年06月21日(金)17時13分配信 配信日:13/06/21 17:13 icon_view808view icon_view808view
■NESINA(アログリプチン)など発売
武田薬品工業は18日、同社と、同社の100%子会社である武田ファーマシューティカルズUSA Inc.(以下「TPUSA社」)で、2型糖尿病治療剤である「NESINA」(一般名・アログリプチン、開発コード:SYR-322)を米国で発売したと発表した。

さらに、別の成分を加えた治療薬として、アログリプチンとメトホルミン塩酸塩の合剤である「KAZANO」、アログリプチンとピオグリタゾン塩酸塩の合剤である「OSENI」の発売もあわせて開始したという。これら3剤は、米国食品医薬品局(FDA)から、食事療法・運動療法で効果不十分な、成人2型糖尿病の治療薬として、販売許可を取得している。

■新しいタイプの治療剤として提供
NESINAは、選択的ジペプチジルペプチターゼ(DPP-4)阻害薬で、血糖調節において重要な役割を担っているインクレチンホルモンのグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)とグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)の不活化を遅らせることができるもの。

また、KAZANOは、2型糖尿病の治療で広く使用されているメトホルミン塩酸塩とNESINAの合剤であり、OSENIはチアゾリジン系の2型糖尿病治療薬となっているビオグリタゾン塩酸塩とNESINAの合剤という。OSENIのようなDPP-4阻害薬とチアゾリジン系薬剤の合剤は、米国でこれまでになく、初めて発売されるものとなるそうだ。

TPUSA社では、糖尿病の治療は複雑さを増しており、より患者個々の状態に応じたきめ細かな治療法が必要となっているとし、今回発売した3剤が、新しい治療オプションの提供となり、2型糖尿病患者の健康に貢献し続ける重要なステップとなるものと考えるとしている。

武田薬品工業が実施したNESINAに関するプラセボ対照および実薬対象の大規模臨床試験プログラムには、13000人以上の患者が参加しているといい、現在実施中の3剤の臨床試験についても取り組みを進め、得られた新規データを6月21日から米国イリノイ州シカゴで開催される、米国糖尿病学会(ADA)で発表する予定ともしている。

NESINAは、糖尿病の有力な新薬として、日本国内の売上高で年間300億円を超えており、糖尿病患者の多い米国で販売増が見込まれている。
(情報提供元:エスタイル)

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