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高リン血症治療剤「リオナ錠」が承認を取得

2014年01月26日(日)08時00分配信 配信日:14/01/26 08:00 icon_view1168view icon_view1168view
■JTと鳥居薬品の共同開発品

日本たばこ産業株式会社(JT)と鳥居薬品株式会社は17日、両社の共同開発品である高リン血症治療剤「リオナ錠250mg」(一般名:クエン酸第二鉄水和物、以下「リオナ錠」)に関し、慢性腎臓病患者における高リン血症の改善を効能・効果とする製造販売承認を取得したと発表した。承認取得者はJTとなっている。なお、ここでいう「慢性腎臓病患者」には、透析中ならびに保存期の慢性腎臓病患者が含まれている。

リオナ錠は、クエン酸第二鉄水和物を有効成分とする新規リン吸着剤。消化管内で鉄とリン酸が結合し、体内へのリンの吸収が抑制されることから、血清リン濃度を低下させることができる。クエン酸第二鉄水和物に関しては、JTと鳥居薬品が共同で、2007年9月、米ケリックス・バイオファーマシューティカルズ社より、日本国内における独占的開発・商業化権を取得している。

■血清リン濃度を適正値に保ち心筋梗塞等の発症リスクを低減、患者のQOL向上にも

透析中ならびに保存期の慢性腎臓病患者の多くは、腎臓からのリン排泄が低下することで高リン血症を発症する。高リン血症状態が持続すると、石灰沈着が生じやすくなり、血管壁における石灰沈着は動脈硬化の原因ともなる。このことから心筋梗塞や狭心症を発症するリスクが高まることが指摘されている。

また、副甲状腺ホルモンの分泌亢進に伴う二次性副甲状腺機能亢進症による骨病変が引き起こされ、患者のQOLを低下させることもしばしばである。こうしたことから、透析患者はもちろん、透析に至る前の保存期慢性腎臓病患者においても、血清リン濃度を適正値に保つことが重要とされる。

リオナ錠は、国内で実施された高リン血症を呈している透析中の慢性腎臓病患者および保存期慢性腎臓病患者を対象とする、それぞれの第3相臨床試験において、血清リン濃度の低下作用が確認された。長期投与時における安全性にも大きな問題は認められず、これらのデータから承認取得に至った。

JTと鳥居薬品では、透析中および保存期の慢性腎臓病患者の高リン血症治療において、リオナ錠が新たな選択肢として貢献できることを期待するとしている。なお同剤の販売は、薬価収載後鳥居薬品が行うという。

(情報提供元:エスタイル)

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