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NCNP、多発性硬化症の新薬治験へ

2014年03月02日(日)12時00分配信 配信日:14/03/02 12:00 icon_view766view icon_view766view
■医療スーパー特区で創成、3月より医師主導治験開始

独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は24日、多発性硬化症(MS)の患者を対象とする新規治療薬について、医師主導治験を開始することを発表した。同センター病院で3月上旬から実施するという。

今回治験が行われる新規治療薬は、新たに開発された免疫修飾薬OCH(糖脂質アルファ・ガラクトシルセラミド類自体)。免疫調整細胞であるナチュラルキラーT細胞による炎症抑制物質の産生を促すことが判明している。また動物モデルにおいて、この治療薬の経口投与により、脳内炎症が抑制されることも確認されている。

■治療薬として期待高まる

この多発性硬化症治療薬OCHについては、国立精神・神経医療研究センターの研究者が発見したシーズをもとに、これまで同センターの大型研究開発プロジェクトとして、研究・開発が進められてきた。今回、同センター病院において、健常成人を対象とした医師主導治験を終えたため、次のステップとして、MS患者を対象とする医師主導治験の実施が決定した。

この治験では、新薬OCHを約3カ月にわたって、1グループ3人のMS患者から成る3つのグループに反復投与し、有効性や安全性の検証を行う。

視力障害や運動麻痺、感覚障害などの症状が再発と回復を繰り返す慢性疾患である多発性硬化症(MS)は、炎症性の神経組織破壊が繰り返し起こり、徐々に神経変性が進んでいくものであることが明らかとなっている。また、遺伝子解析の結果などから、関節リウマチや1型糖尿病と同様に自己に反応するリンパ球が関係する自己免疫疾患であると考えられており、異常な免疫反応を制御する薬剤が有効な治療薬となるとみられ、その開発が待望されてきた。現在、日本国内におけるMS患者数は約12,000人で、国の特定疾患の指定を受けている。

(情報提供元:エスタイル)

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