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エーザイ、米企業と契約しAD治療剤創出力を強化

2014年03月15日(土)10時00分配信 配信日:14/03/15 10:00 icon_view479view icon_view479view
■共同開発・共同販促契約を締結

エーザイ株式会社は5日、米マサチューセッツ州のバイオテクノロジー企業であるBiogen Idec, Inc. (バイオジェン・アイデック・インク、以下「バイオジェン社」)と、エーザイが開発している次世代アルツハイマー型認知症(AD)治療剤のBACE阻害剤「E2609」、および抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「BAN2401」に関する共同開発・共同販促契約を締結したと発表した。

また、この契約に伴い、エーザイはバイオジェン社が開発しているAD治療剤、抗アミロイドβ抗体「BIIB037」、および抗tau抗体の共同開発・共同販促に係るオプション権を保有することとなる。

■病態の進行を抑制する薬剤の開発急ぐ

「E2609」は、エーザイが次世代経口AD治療剤として開発している自社創製のBACE阻害剤。アミロイド前駆体タンパク質のβサイト切断酵素であるBACEを阻害し、アミロイドβを減少させる。症状改善だけでなく病態の進行を抑制するといった疾患修飾作用も期待されている。現在、臨床第2相試験の準備が進行中だ。

「BAN2401」は、ADに対する免疫療法剤創製を目指すなかで、バイオアークティック・ニューロサイエンス社との共同研究から得られた、ヒト化モノクローナル抗体。神経毒性を有する可溶性のアミロイドβ凝集体に選択的に結合して無毒化し、脳内からこれを除去する世界初のモノクローナル抗体として注目されている。エーザイは2007年12月に、バイオアークティック・ニューロサイエンス社とライセンス契約を結び、同抗体の全世界におけるADを対象とした研究・開発・製造・販売の権利を得ている。現在、臨床第2相試験の段階にある。

エーザイとバイオジェン社は今回の契約に基づき、E2609とBAN2401について、エーザイ主導のもとグローバルでの承認取得に向けた開発を進め、承認取得後は世界の主要地域で共同販促を実施する。研究開発費等の費用は両社で分担し、共同販促に基づく売上高はエーザイに計上、利益は両社分担とするという。

また、エーザイはバイオジェン社より契約一時金、共同研究の進捗および売上高達成に応じたマイルストン支払いを受け取り、今後日本を共同開発・共同販促の地域に追加する場合、一定の一時金を受領する権利をもつものとされている。

エーザイでは、神経変性疾患領域に強みをもつバイオジェン社との連携によって、次世代AD治療剤の創出力強化を図り、有望な治療剤をいち早く患者へ届けられるよう注力するとしている。

(情報提供元:エスタイル)

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