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NEDOと東大、薬効測る新手法開発で新薬開発加速の期待

2012年10月06日(土)09時00分配信 配信日:12/10/06 09:00 icon_view653view icon_view653view
■薬の効果を予測する新手法を開発

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は創薬加速支援事業の一環として、東京大学大学院薬学系研究科の嶋田一夫教授らの研究グループが核磁気共鳴装置(NMR)を用いて薬の効き具合を正確に予測する手法を開発したことを発表しました。この新しい手法を用いると従来の方法に比べて薬の候補物質を効率的に探すことができるようになるそうです。

■医薬品開発の加速が期待されます

新しい手法では膜タンパク質のNMRシグナル変位を観測することにより薬の効果を予測することができるそうです。この手法を使えば、現在行われている動物実験などの方法に比べて、無数の物質から薬の候補物質を探す作業を大幅に効率化することができるようになるとのことです。研究の詳しい内容は9月4日付けで英国科学誌「Nature Communications」に掲載されました。

NEDOのプレスリリースによると、医薬品探索にはこれまで「Gタンパク質共役型受容体(GPCR)」を標的とし、GPCRに結合する物質をまず探索、その後は研究者の経験と勘に頼りながら目的の効果をもつ化合物に修飾していくという方法をとっていたため、成功確率は低く、医薬品候補物質を見出すまでに多大な時間と労力が必要だったそうです。しかし今回、嶋田教授らは今回NMRを用いた解析手法で「リガンド(受容体結合分子)」によるGPCRの機能調節の仕組みを突き止めることに成功、これにより研究者の経験と勘に頼ったり、さらには細胞実験もしくは動物実験をしなくとも、リガンドとなる医薬品候補化合物の効果を予測することができるようになるため、医薬品開発が加速されることが期待されているそうです。

(情報提供元:エスタイル)

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