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乳房部分切除時に周辺組織を追加切除すると再手術率が半減

2015年07月02日(木)10時00分配信 配信日:15/07/02 10:00 icon_view412view icon_view412view

現在、乳がん診断後の外科手術では、乳房温存術(腫瘍を取り除く乳房部分切除術)が広く施行されている。今回、乳房温存術(部分切除術)を施行する症例に対し、部分切除術後に全周的な追加切除を行うことにより、断端陽性率および再手術率を低下させる可能性がエール大学腫瘍外科チームによるランダム化比較試験で示唆された。この研究報告は、今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会で発表され、New England Journal of Medicine誌電子版に5月30日付で掲載された。

 

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写真はイメージで、記事と直接の関係はありません。(写真:Phalinn Ooi/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般)

 

■標準的な乳房部分切除術では断端陽性率が20~40%

乳房部分切除術では放射線療法を追加することで乳房全摘術と同等の生存が確認されている。しかし、現行の乳房部分切除術により乳房を温存した症例の20~40%が断端陽性であることが報告されている。断端陽性とは、手術で切除した切り口組織の周辺にがん細胞が残存することをいい、多くの場合に再手術が必要となる。

今回、乳房部分切除術中に腫瘍切除後の空洞内の表面を全周的に切除する「切除腔の全周追加切除」を施行することにより、残存病変を低減できる可能性が示された。

 

■再手術率が21%から10%に半減

本研究では0~3期の乳がん患者235人を、乳房部分切除時に全周追加切除を行う群と標準的な部分切除術のみ行う群に1対1の割合で割り付け、断端陽性率および追加切除のための再手術率を比較した。

その結果、全周追加切除群と標準切除群の断端陽性率はそれぞれ19%と34%、再手術率はそれぞれ10%と21%であり、ともに全周追加切除を施行すると有意に低下することが認められた。また、合併症発症率も上昇しなかった。

 

■今後は再発率への影響も検討

「再手術のストレスを感じる患者本人にとって大変重要な結果となる可能性がある」と著者は述べており、今後は再発率に対する影響を検討するため、参加者には5年間の追跡調査を行う予定である。

 

(Navigene編集部)

 

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(情報提供元: ナビジーン)

 

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