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ホルモン要因がリンチ症候群による子宮体がん(子宮内膜がん)リスクを下げる可能性

2015年07月13日(月)10時00分配信 配信日:15/07/13 10:00 icon_view499view icon_view499view

リンチ症候群の女性は子宮体がん(子宮内膜がん)発症リスクが高いが、初潮年齢や出産経験、ホルモン避妊薬の使用が発症リスクに関連する可能性が、国際的な研究で明らかになった。米国医師会雑誌(JAMA)7月7日号で報告された。

 

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写真はイメージで、記事と直接の関係はありません。(写真:”HomeAid Northern Virginia“/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般)

 

■リンチ症候群と子宮体がんリスク

子宮体がんの2%から5%は、リンチ症候群などの遺伝的な要素に起因している。リンチ症候群はDNAミスマッチ修復(MMR)遺伝子の一つが変異しているため、大腸がんや婦人科がんなどさまざまながんリスクを高めることがわかっている。

リンチ症候群の女性が70歳までに子宮体がんを発症するリスクは15%から30%とみられている。

 

■子宮体がんリスクとホルモンの関連性

MMR遺伝子変異を持つ女性が子宮体がん発症リスクを下げる方法としてコンセンサスを得ているのは、現在のところ子宮摘出しかない。

一般女性集団を対象とした過去の研究では、初潮が遅い、出産経験やホルモン避妊薬の使用などで月経期間が短いなどのホルモン要素が、子宮体がんリスクを下げることが示されてきたが、MMR遺伝子変異をもつ女性に同様のことが言えるかどうかは明らかになっていなかった。

 

■初潮年齢や出産経験、ホルモン避妊薬の使用はリスク低下因子

研究者は1997年から2012年までの間、米国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの大腸がんデータベースで特定した1,128人のリンチ症候群の女性を対象に、子宮体がんリスクとホルモンに関わる要因について分析を行った。

このうち133人が子宮体がんの診断を受けていた。初潮年齢が13歳以上、1回以上の出産経験、1年以上のホルモン避妊薬の服用は、子宮体がんリスクの低下に関連していたことが明らかになった。一方、初産および最後の出産時の年齢、閉経時の年齢、閉経後のホルモン剤使用と子宮体がんリスクには、統計的に有意な関連は見られなかった。

一般女性と同様にリンチ症候群など遺伝子変異をもつ女性においても、ホルモン要因が子宮体がん発症リスクを低下させる可能性があると、研究者は述べている。

 

(Navigene編集部)

 

(情報提供元: ナビジーン)

 

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