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九州大学、尿一滴で早期がんを診断

2015年07月21日(火)10時00分配信 配信日:15/07/21 10:00 icon_view705view icon_view705view

九州大学の研究グループはがんの匂いに着目し、線虫が尿によって高精度にがんの有無を識別することを発見した。本研究成果は、2015年3月11日(水)午後2時(米国東部時間)に、米国オンライン科学誌「PLOSONE」に掲載された。

 

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写真はイメージで、記事と直接の関係はありません。(写真:Official U.S. Navy Page/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般)

 

■線虫ががん細胞特有の匂いに反応

がん患者には特有の匂いがあることは臨床現場ではよく知られている。この匂いに注目して犬を用いてがん診断をする試みがある。しかし、犬の集中力に左右されるため、一日に5体程度しか調べることが出来ず、実用化は非常に困難とされている。

そこで九州大学の研究グループが注目したのが線虫。犬と同等の優れた嗅覚をもち、匂いに対する反応も線虫の走性行動から容易に調べることが出来る。線虫はがん細胞特有の分泌物の匂いに反応し、がん患者の尿には誘因行動を、健常者の尿には忌避行動を示した。

 

■従来にない画期的な技術で早期がんも診断

線虫の嗅覚を用いたがん診断テスト(n-nose)には様々な利点がある。まずは尿サンプルを検体として使用するため、患者の苦痛がなく、食事にも検査結果が左右されることがない。

またステージ0や1の早期がんも発見でき、その感度は95.8%。1検体あたり数百円で調べることができ、診断結果が出るまで約1時間30分という早さだ。

がんは日本人の死因第1位であり、医療費や早期死亡による経済的な英影響は数兆円とも言われている。がんによる死亡を防ぐ最も有効な手段は早期発見・早期治療であり、本研究が実用化されれば、尿1滴で早期がんを短時間、安価(数百円)、高精度(約95%)にがんの有無を識別できることが期待できる。

 

(Navigene編集部)

 

(情報提供元: ナビジーン)

 

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