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浸潤性乳がんの死亡率が低下

2015年08月18日(火)10時00分配信 配信日:15/08/18 10:00 icon_view667view icon_view667view

1973年から2010年までの乳がん患者の短期生存率(診断後5年未満)は、早期で診断を受けた患者では、全般的に改善していたことがわかった。また乳がんを原因とする死亡率は、1988年から2010年までの間に、30%近く減少したことも明らかになった。本研究は、Journal of Clinical Oncology電子版に7月20日掲載された。

 

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写真はイメージで、記事と直接の関係はありません。(写真:Phalinn Ooi/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般)

 

■70歳未満は転移性でも短期生存率が改善

この研究では、米国国立癌研究所(NCI)の大規模ながん登録データベース(SEER 9)を使い、乳がん発症年齢、腫瘍の大きさ、病期、エストロゲン受容体の状況などを分析した。同データベースは54万人以上の浸潤性乳がん患者のデータを含んでいる。

研究者は病期、患者の年齢層別に、診断から5年未満の短期および5年以上の長期にわたる生存率についての改善状況をまとめた。この結果、70歳未満で診断を受けた患者は転移性乳がんも含めて、短期生存率が改善したことが明らかになった。また、早期がんの場合、年齢層にかかわらず診断から5年以上における死亡率も低下していた。

 

■腫瘍のサイズが70歳以上の短期生存率に影響

診断時の腫瘍の大きさ(中央値)は1980年代前半の25mmから、2009年は16mmへと縮小した。しかし70歳未満の人の場合、診断時の腫瘍の大きさやエストロゲン受容体の違いは、生存率に大きく影響していなかった。研究者らは、むしろ治療が生存率改善の主な要因だと考えている。

一方70歳以上の人では、腫瘍の大きさが短期生存率の改善に影響しており、腫瘍の大きさで層別化すると、局所病変では49%、領域病変では39%、遠隔転移では20%の生存率改善が認められた。診断時の腫瘍サイズが短期生存率の改善要因と考えられる。また診断時の腫瘍の大きさは、患者の年齢にかかわらず、長期生存率よりも短期生存率の改善に影響していた。

 

■治療や検診、ホルモン感受性も要因

研究者らはこの数十年間にわたる治療の改善に加え、乳がん検診の精度向上で病期にかかわらず、より良好な予後が期待できる患者の割合が増えたことも、生存率改善の要因だと考えている。1987年のマンモグラフィー受診率は29%だったが、2000年以降は70%以上に上昇している。また1990年以降、治療が難しいエストロゲン受容体陰性の患者の割合が低下していることも、生存率向上に寄与していると思われる。

 

(Navigene編集部)

 

■外部リンク
Changing patterns in survival for U.S. women with invasive breast cancer
http://www.cancer.gov/news-events/press-releases/2015/changing-survival-patterns-breast


(情報提供元: ナビジーン)

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