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高濃度乳腺女性の多くは追加検診が不要である可能性

2015年09月02日(水)10時00分配信 配信日:15/09/02 10:00 icon_view264view icon_view264view

高濃度乳腺女性でマンモグラフィ検診結果が正常である場合、全員に乳がんの追加検診を行う必要はなく、他の乳がんリスク因子も考慮した上で画像検査を追加するかどうか判断すべきであるという研究結果が、Annals of Internal Medicine誌5月19日号に掲載された。

 

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写真はイメージで、記事と直接の関係はありません。(写真:digital cat/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般)

 

■マンモグラフィ検診の障壁となる高濃度乳腺

高濃度乳腺とは、乳腺組織が乳房内に多く存在する状態のことである。高濃度乳腺は乳がんリスクを高めると考えられているが、マンモグラフィ検診を実施しても偽陰性になることがあり、腫瘍の発見の妨げにもなっている。

現在、米国では22の州において、高濃度乳腺と判明した際には患者に伝え、マンモグラフィ検診結果が正常であっても、MRI、PET、超音波などの追加の画像検査を受けるかどうか話し合うことを義務づけている。しかし、追加の画像検査はマンモグラフィ検診で見逃されたがんを検出できる一方で、偽陽性結果が増加し、不必要な生検につながることがある。

今回、米国国立癌研究所(NCI)が支援した前向きコホート研究によって、高濃度乳腺女性すべてに追加検診を行うことに疑問を呈する結果が示された。

 

■追加の画像検査によって利益が得られるのは、高濃度乳腺女性のうち24%

今回の研究では、BCSC(7つの乳がん検診機関からなるNCI出資プログラム)のデータを用い、マンモグラフィ検診を受けた女性約365,000人(40~74歳)を対象に、5年乳がんリスク、乳腺密度および中間期乳がん率(次回のマンモグラフィ検診までに発生する乳がん)を評価した。5年乳がんリスクはBCSCリスクモデルを用い、乳腺密度に加え、年齢、乳がん家族歴などのリスク因子を元に算出された。

全データのうち、約47%の女性が高濃度乳腺であった。高濃度乳腺女性のうち、中間期乳がんのリスクが最も高かったのは、極度の高濃度乳腺で5年乳がんリスクが1.67%以上の女性と、不均一高濃度乳腺で5年乳がんリスクが2.5%以上の女性であった。追加の画像検査によって利益が得られるのは、高濃度乳腺女性のうち中間期乳がんリスクが高い24%のみであると考えらえた。

今回の研究により、高濃度乳腺女性すべてに追加検診を行うのではなく、他の乳がんリスク因子も考慮して追加検診の必要性を判断すべきであることが示唆された。

 

(Navigene編集部)

 

(情報提供元: ナビジーン)

 

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