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夜勤は乳がんリスク上昇に関連か

2015年09月04日(金)10時00分配信 配信日:15/09/04 10:00 icon_view381view icon_view381view

不規則な睡眠パターンは乳がんの原因になることがマウス実験の結果から示された。体内時計のリズムとがんとの関連性についての新たな動物実験での報告であり、研究者らは、夜勤交代勤務で働く女性にも同様の影響があるのではないかとの懸念を示している。

 

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写真はイメージで、記事と直接の関係はありません。(写真:greyweed/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般)

 

■慢性的なサーカディアン(慨日)リズム障害とがんリスクに因果関係

オランダ国立公衆衛生環境研究所の研究者らは、明暗周期逆転の影響を調べるため、遺伝的に乳がんを発生しやすいマウスを、自然界と同様に12時間ごと明暗を交代する条件下で飼育する群と、毎週最終日に明期または暗期を24時間に延長して明暗周期を逆転させる群に分けた。体重及び無腫瘍生存期間を計測した。

その結果、逆転群マウスは、正常群マウスに比べ体重増加傾向を示し、24週目では有意な体重増加が認められた。また、逆転群の乳がん発生までの期間は、正常群の50.3週に比べ、42.6週と17%短縮し腫瘍抑制能力も顕著に低下した。さらに明暗周期パターンの交代後7日経過しても概日リズムは混乱したままであることが示された。

 

■睡眠の質の低下が多くの疾患を誘発する可能性

マウスを用いた研究であるためヒトにあてはまるとは限らないが、この知見は夜勤と乳がんの関連を示唆する先行研究を裏づけていると考えられる。交代制勤務は、概日リズムと呼ばれる体内時計を狂わせ、その結果ホルモンの一種であるメラトニンの正常な働きが混乱して、睡眠の質の低下や慢性疲労をもたらす可能性がある。またこのような質の低い睡眠が継続的に続くとインスリン産生が乱れ、2型糖尿病リスクの上昇や肥満、抑うつ、心臓疾患など多くの慢性疾患につながる可能性があるという。

英国衛生安全委員会事務局は、乳がんなどのリスク相殺には、禁煙、適正体重の維持、バランス良い食事、飲酒量を減らす、定期的な運動が有効であると指摘している。

この研究は、オランダ社会問題雇用省等による研究助成を受けて蘭国立公衆衛生環境研究所(RIVM)他の研究者らが実施し、医学誌Current Biology誌にオープンアクセス論文として掲載された。

 

(Navigene編集部)

 



(情報提供元: ナビジーン)

 

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