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乳がん誤診で乳房切除、病院もミスを認める(北九州市)


北九州市立医療センター(福岡県北九州市・光山昌珠院長)で、今年の3月に医療ミスがあったことを北九州市が18日に発表した。
同市病院局によると、行橋市に住む50歳代の女性患者が胸のしこりを感じて、2月に同センターで検査を受けた。その際に診察した男性医師が悪性と判断し、3月に片方の乳房を全摘出した。しかし、手術から2週間後に切除した細胞を調べてみたところ、乳がんではなく摘出手術をする必要がないことが判明した。
■悪性か良性か判断が難しかった
同センターによると、2月に女性患者の腫瘍を検査した際は増殖性が強かったため、良性か悪性か判断が難しかったという。既に謝罪は済んでおり、現在は示談に向けて調整中を進めている。
今後の対策として、病理診断で良性か悪性か判断が難しい場合は患者にきちんと説明する予定だという。NHKの取材に対し、同センターの有馬透副院長は 「ミスが起きてしまい遺憾です。今後は診断を確実に行い、市民に安心して医療を受けていただけるよう努めます」
とコメントしている。
(情報提供元:エスタイル)
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