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カンガルーケアが原因で呼吸停止 名古屋

2011年10月30日(日)09時00分配信 配信日:11/10/30 09:00 icon_view1522view icon_view1522view
■カンガルーケアで呼吸停止

愛知県の名古屋大学医学部付属病院(名古屋市昭和区)は、10月26日に2009年8月に新生児が一時呼吸停止に陥る事故があったことを発表した。

病院の発表によると、同院では,出産直後の母親が新生児をうつぶせに抱く「カンガルーケア」を行っていた。分娩を担当した助産師が新生児を母親の胸において、30分ほどが経った後に退室していた。その20分後に別の助産師が、新生児の鼻が母親の首でふさがれてしまい、呼吸停止状態になっているのを発見した。母親は、新生児の顔が見えない状態だったので、発見できなかった。

■後遺症は長期的に観察が必要

小児科医が蘇生し、心拍は回復。しかし、MRI上で脳内出血が見つかった。新生児は生後40日で退院したが、首のすわりが悪く、腕が硬直するなど後遺症が1歳ごろまで見られた。

現在症状はほぼ消失したが、脳機能の発達など長期的な観察が必要とされた。同院の松尾精一院長は、病院側の注意義務違反を認めて両親に謝罪した上、今後も診察を継続していくとしている。

病院はこの事故を受けて外部識者による調査委員会を設置し、調査に当たっていた。父親がカンガルーケア開始後13分で撮影した写真から、抱き方の位置が推奨される部位よりも高く不適切だったことが判明した。

同院では、2003年ごろより、カンガルーケアを導入していたが、この事故を機に中止している。母親は、
「顔が見える位置で抱かせてもらっていれば事故は防げた」

と弁護士を通じてのコメントを発表している。

同院の実施マニュアルでは、カンガルーケア中は母子を観察することが明記されていたが、抱き方の位置などは不明瞭だった。
(情報提供元:エスタイル)

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