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薬を包装紙ごと誤飲 患者死亡の件で和解成立 青森

2011年12月13日(火)17時00分配信 配信日:11/12/13 17:00 icon_view1139view icon_view1139view
■賠償金支払いにて

青森県黒石市が12月8日付で発表した内容によると、今年5月に薬の誤飲で死亡した80代男性の入院患者に対し、市が和解金を支払って和解した。

今年5月16日に、同市国民健康保険黒石病院(村田有志院長)に、貧血の症状に対する検査目的で入院。17日に腹痛を訴えたため検査すると、シートに入ったままの薬を飲んでいたことが分かった。このシートの角が消化管を傷つけたことで出血を起こし、18日に死亡したという経緯。

■病院側が薬剤管理上の不備を認める

患者が誤飲した際、看護師はベッドサイドを離れており、遺族側は24時間看護をうたっているにもかかわらず、薬を患者の近くに置いたままその場を離れたことは管理不行き届きであるとして、代理人を通じて損害賠償2000万円を求めていた。これに対して、黒石市は患者の自己責任などを元に、反論していたが、最終的に薬剤管理上の落ち度であると判断し、賠償金1500万円の支払いをにて、11月9日に和解していた。

■詳細な情報公開は行われず

この件では、死亡にいたるまでの3日間の処置などの詳細や、交渉の経過、賠償額の妥当性などは公表されていない。病院側の説明では、和解条項に内容の公表は行わないとの項目があり、遺族も好評を望んでいないことを、情報非公開の理由として説明している。賠償金は、同病院が加入している意思賠償責任保障で賄われ、市財政からの持ち出しはないとしている。しかしながら、今後保険料が上がる見通しもあり、情報開示がなされないことにより、再発防止策の検討がより難しくなることから、市民からの批判の声が集まることを予想する向きもある。

薬をシートごと服用してしまう事故は多発しており、2010年9月に厚生労働省から、シートを1錠ごとに切り離さないよう通達が出ていたが、今回の事故では、シートは1錠ごとに切り離されていた。
(情報提供元:エスタイル)

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