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スマホが活躍 心筋梗塞の診断と治療 静岡県

2012年01月19日(木)17時00分配信 配信日:12/01/19 17:00 icon_view1078view icon_view1078view
■通信システムの有効活用でスピーディな対応

静岡県立総合病院(静岡市葵区、神原啓文院長)では、スマートフォンを使った、心電図送信システムの開発に成功した。
これにより、心筋梗塞など緊急処置が必要な疾患に対し、救急医療現場のみならず、医療過疎地でも、スピーディに的確な治療が可能になるとして、今後の配備が進むことが期待されている。

■すでにアンドロイド端末で試用開始

同病院院長代理の野々木宏医師と、ハンガリーの医療機器メーカー「ラブテック社」が共同開発し、「富士山(ふじやま)」と名付けられたシステムでは、スマホやタブレット端末と、ポータブル心電図が近距離無線通信でつながっている。

病院などの医療機関とは、スマホを通じてこの心電図情報がメール添付で送られる仕組みである。現在開発はアンドロイド端末を対象としており、アプリケーションの無料ダウンロードで使用可能。川根本町の診療所などで試用を開始している。

■治療時間の短縮が重要、普及に向けての働きかけを

従来、心筋梗塞に関する診断と治療では幾つかの問題があった。診断に不可欠な12誘導心電図が、大型かつ高価なことから、救急車などへの配備が徹底されない点、また、医師法の制限で、救急隊員が現場で診断ができない点などである。この結果、患者は病院に搬送されたあと、医師が12誘導心電図を基に診断してはじめて治療にあたっていたため、治療開始までの時間がかかってしまっていた。

現場から心電図を送信することで、早期の診断が可能となり、受け入れ医療機関でも準備を整えることができる。野々木医師によれば、これにより治療開始までの時間を30分は短縮できるとしているが、ポータブル心電図やスマホホ配備は行政の理解と協力が必要として、今後普及へ向けての働きかけを行いたいとしている。
(情報提供元:エスタイル)

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