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今度はコウモリから、インフルウィルス発見


コウモリに感染する新種のインフルエンザウイルスを米疾病対策センターの研究チームが発見し、米科学アカデミー紀要電子版に27日、発表した。
米国疾病対策センターの研究チームが、コウモリに感染する新種のインフルエンザを発見した。これは、2009年と10年に中米グアテマラに生息するコウモリ、約300匹に対して調査を行ったところ、果物を主食とする3匹がウィルスに感染していたというもので、2月27日に、米科学アカデミーに発表された。現状では、人には感染しにくいとされている。
■変異するとヒトに流行の恐れも
このウィルスは、表面のたんぱく質形成遺伝子が、従来のインフルエンザウィルスに見られていたものと大きく異なる。これまで、インフルエンザが確認されていた、ヒト以外の動物では、ブタ、鳥、犬、馬、アザラシ、クジラといったものが報告されていたが、コウモリの報告はこれが初。
遺伝子情報が異なることから、他のウィルスと交雑し、変異すると、ヒトやコウモリ以外の動物の間でも、従来の予防や治療が適応できない場合、大流行を招く可能性があるため、公衆衛生の観点から、監視が必要だという。
(情報提供元:エスタイル)
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