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花粉症のダチョウが救世主に 花粉症対策商品の開発へ


京都府立大学 動物衛生学研究室 塚本康浩教授の研究チームが、ダチョウの卵からスギ花粉やヒノキ花粉のアレルギーを抑える抗体を取り出すことに成功した。研究チームでは、取り出した抗体を人間の皮膚で試験(パッチテスト)を行い、花粉によるアレルギー症状を抑えることを確認した。
■抗体を低コストで大量に採取
塚本教授は、研究チームが飼育している約500羽のダチョウの中に、花粉症のダチョウがいることを発見した。花粉症のメスのダチョウの卵1個(卵黄400から500グラム)から約4グラムの抗体を取り出すことに成功した。花粉を不活性化するマスクなら4万から8万枚分に相当する量になるという。
研究チームは企業と共同で、花粉症のダチョウの卵から採取した抗体を使って、花粉症対策商品として、スプレー材、ディフューザー、エアコンフィルター、化粧品、目薬、点鼻薬などの商品化を試みている。
(情報提供元:エスタイル)
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