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つり下げスタンドなしで点滴OK 自動輸液装置開発


岩手医科大学、精密機械の研究開発の株式会社アイカムス ラボ(岩手県盛岡市)、画像処理製品開発の有限会社イグノス(同 北上市)、いわて産業振興センター(同 盛岡市)は、つり下げスタンドがなくても点滴ができる自動輸液装置(試作機)を共同開発した。
■2015年の商品化に向けて
薬液などをつり下げるスタンドが不要であるため、狭い場所で点滴が可能になり、設置角度や振動、衝撃の影響を受けないので、多くの傷病者が出る災害現場で使用することが可能である。
自動輸液装置はカメラ-バルブ式とポンプ式の2種類がある。カメラ-バルブ式は、板ばねによる加圧で輸液を送り出し、カメラで落下する液を画像計測する「自動流量制御機構」で一定の量が流れるよう調整する。 ポンプ式はモーターを用いたポンプの回転スピードで、流れる液量を変える仕組みである。振動や衝撃の影響を受けずに、安定して輸液を送る利点がある。今後は、小型化を行い、製造販売承認を得たうえで、2015年の商品化を目指している。
(情報提供元:エスタイル)
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