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多発性硬化症 治療法選択に有効なスクリーニング発見

2012年05月09日(水)17時00分配信 配信日:12/05/09 17:00 icon_view859view icon_view859view
■半日程度で有効なスクリーニング

大阪大学の中辻裕司講師らが、多発性硬化症の患者のうち、代表的な治療薬の適応がない症例のスクリーニング法を発見した。

多発性硬化症は30歳前後の女性に多く見られる神経難病。インターフェロンβを定期的に投与し、症状の進行を遅らせる治療がスタンダードだが、この治療法に反応しない患者がいる。

■セマフォリン4Aの血中濃度がカギ

研究では、インターフェロンβ療法を受ける患者を対象に調査を行ったところ、セマフォリン4Aが血中に多く認められる患者は、4-5年後には要介助歩行に悪化するが、同物質が少ない患者は歩行距離が短縮する程度だった。

中辻講師らが、治療に反応しない患者について調査すると、セマフォリン4Aというタンパク質が血中に検出された。この物質は、細胞の表面に付着し、周囲の免疫細胞を集める働きがある。この物質が細胞から離れてしまうと、これが血液中に放散され症状の進行が加速される可能性があることが分かった。

セマフォリン4Aに関する血液検査は、半日程度。これにより、早期に適切な治療を選択できるようになることも可能であり、臨床上意義が高いと評価されている。

論文は、5月3日に米免疫学会誌電子版に発表された。
(情報提供元:エスタイル)

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