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心筋梗塞を抑えるホルモンは肥満時に低下

2012年05月10日(木)17時00分配信 配信日:12/05/10 17:00 icon_view768view icon_view768view
■肥満と心筋梗塞にはホルモンが関与

心疾患は、がんに次いで日本人の死因第2位となっている。この中でも、心筋梗塞は、動脈硬化から血管が詰まり、心臓への栄養供給が阻害されるメカニズムを持ち、肥満がその要因となりやすいことが知られている。

名古屋大大学院医学系研究科の大内乗有教授らの研究チームでは、脂肪から放出されるCTRP9というホルモンの影響について、マウスを用いた研究を行った。

■CTRP9は肥満時に低下する

肥満したマウスと、健康なマウスを比較すると、肥満したマウスではCTRP9が半量程度に減っていることがわかり、このホルモンは肥満によって低下することも明らかになった。この研究から、心筋梗塞は、肥満によるホルモンの低下によってリスクが増すと考えられる。

■CTRP9の投与は、梗塞の起こる前も後も有効

CTRP9を注射したマウスと、対照群のマウスの心臓の血流を悪くすて、人工的に梗塞が起こるようにすると、ホルモンを投与されたグループの方が心筋梗塞を起こす部分の大きさが小さかった。マウスの心臓の血流を悪くした後に、CTPR9を注射する群と、対照群での観察でも、ホルモンの投与を受けたマウスの方が心筋梗塞サイズが小さかった。

つまり、CTRP9の投与は、梗塞前だけでなく、梗塞の直後でも有効なことが確認されたため、このホルモンを増加させる薬剤が開発されれば、予防にも急性期の治療にも今後期待が持てるとされた。

該当の研究は、アメリカの科学誌Journal of Biological Chemistryに掲載された。
(情報提供元:エスタイル)

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