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口の生活習慣病とメタボに関連性


歯周病は「口の生活習慣病」とも言われる。この歯周病と、メタボリックシンドロームに関連がある可能性が調査の結果明らかになり、5月17日から広島市で開催される日本口腔科学会で発表される。
調査は、京都大学医学研究科の別所和久教授率いる研究チームが2009年度から2010年度に行った。対象となったのは、40歳以上の滋賀県長浜市民約6627人。歯周病の程度を5段階で評価し、腹囲などメタボ診断データとの関連性を調べた。
■歯周病の重い人たちの中ではメタボの人の割合が高い
この結果、歯周病の程度が最も重い人たちでのメタボの割合が、歯周病でない人や軽症の人たちに比べて有意に高かった。メタボになるリスクも、歯周病の状態が重い方が高くなることが分かった。
別所教授は、口腔環境に問題があることにより、咀嚼などが十分に行われないため、満足感が得られにくく、食べ過ぎてしまうことが原因でないかと考察している。
また、1日の歯磨きの回数でも、1回のみの人ではメタボの人が占める割合が高くなることが分かり、口腔の健康維持の重要性が示唆された。
(情報提供元:エスタイル)
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