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患者情報共有で大きなメリット 埼玉県で「とねっと」スタート

2012年07月06日(金)17時00分配信 配信日:12/07/06 17:00 icon_view798view icon_view798view
■地域医療ネットワークシステム「とねっと」始まる

7月1日、埼玉県内初となる地域医療ネットワークシステム「とねっと」の本格運用が始まりました。「とねっと」は同県北東部の利根保健医療圏の医療機関が、インターネットを通じて患者情報を共有するシステムです。「とねっと」活用により、中核病院と地元のかかりつけ医との「すみ分け」が進み、患者や医療スタッフの負担軽減につながることが期待されています。

■複数の病院を受診する際や緊急時に大きなメリット

東京新聞の報道によると、「とねっと」には加須市、行田市、羽生市、久喜市、蓮田市、幸手市と宮代町、白岡町、杉戸町の9市町と、6月29日現在108の医療・検査機関が参加しているそうです。患者が「とねっと」を利用すると、診療情報が病院間で共有されるので患者が複数の病院を受診する際に大きなメリットがあります。たとえば患者が普段受診している地元のかかりつけ医ではなく中核病院を受診する場合、かかりつけ医による診察情報を中核病院でチェック。二重の検査や投薬をなくし、患者の負担を減らすことができます。また逆に中核病院での検査や診療の記録をかかりつけ医が確認することもできるので、中核病院を受診した後、かかりつけ医で診療を続ける際にも役立ちます。

また「とねっと」は緊急時にも効果を発揮します。同医療圏内ではすべての救急車に「とねっと」専用端末を配備し、救急隊員が持病などの情報を入手して救命救急活動に役立てることができるようになります。

患者と医療スタッフ、双方の負担軽減につながると期待されています
「とねっと」を実施する利根保健医療圏内では、済生会栗橋病院(久喜市)などの中核病院で夜間や救急などに携わる勤務医不足が特に深刻になっています。そこで、今回の「とねっと」導入により中核病院とかかりつけ医の連携がスムーズになれば、患者はもちろん、中核病院で働く医療スタッフの負担軽減につながると期待されています。

「とねっと」利用を希望する9市町の患者・住民には無料の登録の後、カードが発行されます。東京新聞の報道によると、6月29日現在、カード発行済みなのは2749人とのことです。
(情報提供元:エスタイル)

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