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アルツハイマー 重要な遺伝子変異発見

2012年07月20日(金)17時00分配信 配信日:12/07/20 17:00 icon_view1178view icon_view1178view
■特定の遺伝子変異を持っている人はアルツハイマー病にかかりにくい

アイスランドのゲノムデータ企業のdeCODEの最高経営責任者、カリ・ステファンソン(Kari Stefansson)らが、アルツハイマー病を防ぐと見られる遺伝子変異を発見したことを、英科学誌ネイチャーに発表した。

アルツハイマー病では、脳内にアミロイド斑と呼ばれるタンパク質が付着するため、この20年ではアミロイド前駆体タンパクに働きかけ、アミロイド斑の産生を防ぐ研究が多く行われてきた。今回発見された遺伝子の変異は「A673T」と呼ばれる。アルツハイマーに関するアミロイド斑の産生に関わっていると解釈されてきた遺伝子内の変異。この遺伝子変異を持っている人では、アルツハイマーにかかるリスクが通常の20%以下となるという。

■アルツハイマーだけでなく、認知能力に影響

同チームがアイルランドの約1800人分の遺伝子のデータを分析したところ、80歳から100歳でアルツハイマーにかかっておらず、更に「A673T」を持っているかなどを調べた結果、遺伝子変異を持っていない人に比べて明らかに認知能力が高かった。

同一遺伝子内で、A673Tを持っている人は、アルツハイマーにかかりにくいことから、この変異がアミロイド斑の産生に影響を及ぼしていると推測できるため、論文要旨では「発見された変異はおそらくアルツハイマー病の予防治療におけるターゲットを示すものだ」と述べられている。
(情報提供元:エスタイル)

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