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ダウン症、血液検査で出生前検査 中絶増加の懸念も

2012年09月02日(日)09時00分配信 配信日:12/09/02 09:00 icon_view1231view icon_view1231view
■9月から5施設で導入開始予定

国立成育医療研究センター、昭和大学、東京慈恵会医科大学、東京大学、横浜市立大学の5施設で、9月から新たな出生前診断が行われる予定という。これは、血液検査で、ダウン症などに代表される染色体異常の有無が分かるというもの。妊娠10週目から可能で、ダウン症検出の精度は99%、その他の染色体異常も高精度で検出可能とされている。

■保険適応はなく、希望する妊婦を対象に

これまで、ダウン症の出生前診断は、羊水穿刺によって行われており、リスクも高いため一般化していなかった。新しい検査は、高齢出産や、染色体異常を持つ子どもを出産したことのある人などが希望すれば行うというスタンスで、保険適応はなく、費用は約21万円。

■人工中絶増加の懸念、カウンセリングなどの充実が必要


科学の進歩がもたらした簡易検査だが、導入に対しては慎重な取り組みが求められている。最大の懸念が、染色体異常が判明したときの人工妊娠中絶の増加。このため、開始前に、導入施設の医師らが研究組織を立ち上げ、共通のルールなどの作成に着手し、検査の結果や精度などと平行して、倫理面でのあり方も検討していく構え。カウンセリング体制も充実させるべきとされている。

日本ダウン症協会の水戸川真由美理事からは
「出生前診断が胎児のふるい分けとして一般化したり、安易に行われることは断固反対。検査に対する基本的な考え方をしっかりと明示してほしい」

と意見している。
(情報提供元:エスタイル)

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