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心臓の幹細胞移植手術 岡山大が先進医療申請

2012年09月09日(日)09時00分配信 配信日:12/09/09 09:00 icon_view627view icon_view627view
■3年で34名を対象とした幹細胞移植の臨床試験

岡山大学病院では、9月4日までに、20歳以下の子どもたちを対象にした、心臓への幹細胞移植の移植治療の臨床試験を開始する方針で、8月末に院内の倫理委員会の承認を受け、厚生労働省に先進医療の適用を申請したことが明らかになった。

対象となるのは、片方の心室の発達異常である機能的単心室症の診断を受けている34名で、期間は3年間を想定。このうちの17名で幹細胞移植手術を行い、17名の対照群と比較する。

手術は患者の心臓から幹細胞を取り出し、これを培養させて再度心臓に戻す。幹細胞が心筋へと発達して、心室の発達が正常に行われるようになるのが狙い。術後3ヶ月での心機能を比較し、手術の効果を評価する。

対照群となる17名は、研究終了後に希望により同様の手術を受けることができる。

■すでに乳幼児7名で、実施。半年で心機能が1割改善

同院では王英正教授が昨年2011年4月から2012年の5月末で、先天的に左心室が小さい、左心低形成症候群の乳幼児7名に同様の臨床試験を実施している。この結果、半年後評価で平均で約10%の機能改善が見られている。小児では、幹細胞の増殖が成人に比べて早いため、効果が出やすいとしている。本人の細胞を使うため、移植医療でのリスクとされる拒絶反応の心配がない。

今後、新たな治療法として臨床で活用されるために、新たな一歩が踏み出されることになる。
(情報提供元:エスタイル)

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