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統合失調症の認知障害、タンパク質の減少が一因

2012年09月26日(水)17時00分配信 配信日:12/09/26 17:00 icon_view716view icon_view716view
■「前頭前野」と認知機能障害

現在、100人に1人が発症するとされている統合失調症。その患者には、思考力や注意力の著しい低下が見られる。その認知機能の中枢を担うのが、脳の「前頭前野」という部位だ。

金沢大学の研究チームは、アメリカの脳バンクを利用し、統合失調症の患者と精神疾患にかかったことがない人たち、それぞれ42人の前頭前野を調べることで、認知機能の衰えの原因を探った。

その結果、統合失調症の患者20人の前頭前野で認知機能の調節で大きな役割を果たす神経細胞の分子が32~46%、また、たんぱく質の一種である「LHX6」が約22%減少していることが判明した。

LHX6は神経細胞の発達を促す働きをする物質だ。このことが原因で認知機能障害が起きている可能性が高いという。

■新たな治療法の確立に

研究チームは、今回の研究結果を2012年9月14日付の米精神医学誌(電子版)に発表した。

統合失調症の症状には、認知機能障害の他、幻覚や妄想などがある。幻覚や妄想には治療薬が存在するが、認知機能障害に有効な治療法はまだ確立されていない。

今回の発見が、新たな治療法の発見に繋がる可能性は高い。
(情報提供元:エスタイル)

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