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助産師に責任は問えるのか?中津川市民病院 医療過失裁判

2012年11月29日(木)17時00分配信 配信日:12/11/29 17:00 icon_view1705view icon_view1705view
■助産師の過失を認め、損害賠償の支払いを命じる

中津川市民病院で生まれた女児が、重篤な後遺症を負ったのは病院に責任があるとして、女児の両親が中津川市に損害賠償を求めていた損害賠償請求事件の第一審判決が、2012年11月21日に岐阜地裁でありました。

裁判長は、
助産師が陣痛室で胎児の心拍数の異常を確認したにもかかわらず、分娩(ぶんべん)の監視装置を外し、医師に報告もしなかった

と、助産師の注意義務違反を認め、速やかに帝王切開をしていれば、女児の後遺症は防ぐことができた可能性があるとし、約1億2000万円の支払いを中津川市に命じました。

■装置を外し20分で胎児に異変

中津川市では、事件の概要について公表をしています。

それによると女性は、前期破水で入院。分娩監視装置とドップラーにより陣痛と心拍状況の確認は行われていました。13時50分頃胎児心拍数が 90 台に落ちましたが、すぐに回復し、内診では異常がないことが確認されました。

この時点で、病院側は
「変動一過性徐脈が1回見られたのみで、胎児の状態が危険であることを疑わせる所見はなかった」

としています。

その後、14時50分頃、陣痛間隔が長くなり、陣痛の強さも治まっていたことから、患者の休息のため分娩監視装置を一時的に外します。

しかし、15時10分頃、ドップラーで胎児心拍数を確認したところ、50~60台であり、15時13分頃、分娩監視装置を装着。依然胎児心拍数は 60 台のまま回復を見せないため、15時15分頃、緊急帝王切開を決定、15時49分頃、出生となりました。

女児は、重症新生児仮死のため処置を受け、県立多治見病院へ搬送されましたが、低酸素虚血脳症となり、現在も寝たきりの状態が続いています。
(情報提供元:エスタイル)

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