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武田薬品の「アクトス」をめぐり米で裁判

2013年02月28日(木)17時00分配信 配信日:13/02/28 17:00 icon_view2806view icon_view2806view
■一部患者ががん発症の原因と訴える

武田薬品工業が製造する「アクトス」をめぐり、米国で初の訴訟問題が発生していることがわかった。一部の患者が、がん発症の原因となったと主張しているという。

ブルームバーグが伝えるところによると、訴えているのはジャック・クーパー氏で、2年余りにわたり「アクトス」の投与を受けたが、武田薬品工業側が、アクトスによって膀胱がんが引き起こされる可能性があることを適切に警告していなかった点は同社の落ち度であるとし、ロサンゼルスのカリフォルニア州地裁に申し出ているという。

■武田薬品工業側は因果関係を否定

「アクトス」は一般名「ピオグリタゾン塩酸塩」の2型糖尿病治療剤で、日本、米国、欧州、アジアでは「アクトス」名で、また欧州の一部では「グルスチン」の製品名で販売されている。インスリン抵抗性を改善し、膵臓に負担をかけることなく血糖値を下げる治療剤として知られる。世界約90カ国で販売され、メトホルミンとの合剤やグリメピリドとの合剤もある。

「アクトス」の特許保護は昨年失効となったが、武田薬品工業では、これに代わる新しい治療薬「ネシーナ」を開発している。こちらはインスリン分泌を高めるホルモンであるグルカゴン様ペプチド-1を分解する酵素(DPP-4)を阻害することにより血糖値を下げるものだ。米国でも1か月前に、新たに承認を得ている。

裁判所の記録によれば、今回の訴えのように「アクトス」が膀胱がんなどの病気の原因であると主張する訴訟は、3000件余りに上るともいわれている。

一方、武田薬品工業では、米食品医薬品局(FDA)もアクトスの安全性と効果を認めており、膀胱がんなどとの因果関係は研究においても立証されていないと説明している。
(情報提供元:エスタイル)

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