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医療事故招くのは「過労・多忙」、外科医の8割が回答

2013年04月21日(日)09時00分配信 配信日:13/04/21 09:00 icon_view701view icon_view701view
■日本外科学会の会員アンケートで明らかに
一般社団法人日本外科学会のアンケート調査で、8割を超える外科医師が、多忙な勤務環境、それによる医療従事者の過労が、現場での事故やインシデントを招いていると考えていることが分かった。

このアンケートは、昨年2012年10月30日から12月10日の期間、全会員を対象にメールによるアンケート調査を実施し、結果をまとめたもので、8316人から有効回答を得たという。

それによると、外科診療における医療事故や、おもわずひやりとするようなインシデント発生の原因について複数回答で尋ねたところ、「過労・多忙」が81.3%の回答を集め、2位以下に大差をつける、もっとも多い答えとなった。以下は「メディカルスタッフとのコミュニケーション不足」が67.1%、「知識・勉強不足」が59.4%、「技術の未熟」が53.4%などだったそうだ。

■実情は厳しく、当直明けに手術も7割超
外科医師の労働環境の実態をつかむため、以下のような質問も行っている。まず、最近1~2年のあいだに当直明けで手術に参加したことがあるか尋ねると、「いつもある」との回答が36.0%で最多、「しばしばある」が25.0%、「まれにある」が12.5%となり、当直明けで手術を行った医師は合計73.5%にも上ることが明らかとなった。この結果は、2011年に実施した同じ内容の調査と比較して、2.1ポイントの上昇となっており、さらに過酷な環境となっていることがうかがえる。

当直明けに手術を担当した経験のある医師に、続けて尋ねたところ、その71.2%が「当直明けは休みというルールを作るべき」と回答したという。

また、労働の全容をつかむため、兼業の有無についても尋ねた。すると、52.6%が兼業していると回答。理由を複数回答で尋ねると、「金銭」が63.8%で最多を占め、次いで多かったのは「病院依頼による地域医療支援等」が45.9%、以下、「学会活動」が16.4%、「修練」「個人判断による地域医療支援等」がいずれも15.4%となったそうだ。

近年高度な治療が増えるなか、外科医師の過重労働は、医療の質や安全性の観点からも問題となっている。日本外科学会では、こうした状況を改善する、医師の業務軽減や本来業務に専念できる体制を整えるためにも、医師と看護師をつなぐ、ナース・プラクティショナーやフィジシャン・アシスタントの創設・養成も必要との見方を示している。
(情報提供元:エスタイル)

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