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肥満が招く自己免疫疾患、東京大学のチームが解明

2013年04月21日(日)09時01分配信 配信日:13/04/21 09:01 icon_view911view icon_view911view
■東京大学のチーム、肥満が引き金になる自己免疫疾患の原因を解明
東京大学の大学院医学系研究科で、疾患生命工学センターの分子病態医科学部門の教授宮崎徹氏と講師の新井郷子氏の率いるチームが、「肥満から起こる様々な自己免疫病の決定的な原因の発見」を発表、4月4日にはCellのオンライン版にも掲載された。

■肥満によっておこる糖尿病や動脈硬化症
今回注目されたのは、AIMといわれるタンパク質である。このAIMが、肥満が原因とされる糖尿病や、動脈硬化症などの病気のカギを握っていることが明らかになった。

AIMは上記の2人の研究者が発見したタンパク質であり、Apoptosis Inhibitor of Macrophageの略である。アポトーシスと言われる細胞の細胞死を防ぐ分子であり、マクロファージから分泌されて血液中にある。

現在AIMは、脂肪を分解する働きを持つことで、抗肥満作用を持つタンパク質であると確認され、生活習慣病の発症に深く関わるとされる。

肥満は自己抗体を作り上げ、身体の細胞を攻撃し、臓器に炎症を招く自己免疫障害を招く原因だ。甲状腺機能低下、不妊症、糖尿病や、動脈硬化症などを招く。なぜ、肥満であることがこれらの病気の原因となるのかが、AIMの正体の解明によって解き明かされた。

■AIMをコントロールすることで、自己免疫疾患を予防
AIMは脂肪を融解し、肥満の制御となる。しかし、肥満の進行状態が進んだケースにおいては、血液中のAIMの数を減少させることで、自己免疫疾患の予防になることが分かった。
なぜならば、血液中の脂肪酸が肥満によって増え、よって免疫グロブリンのIgMが増える。このIgMの増加で、脾臓で悪玉の自己免疫抗体を作り出していた。
一方、AIMはIgMを手助けする役割をもつことが発見された。よってAIMを減少させりことにより、IgMも減少し、自己免疫抗体も減少した。AIMの減少が、自己免疫病の減少につながることが明らかになった。
(情報提供元:エスタイル)

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