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薬のネット販売、消費者からは歓迎と不安の声

2013年06月08日(土)09時00分配信 配信日:13/06/08 09:00 icon_view787view icon_view787view
■市場は大幅に拡大の可能性、利用希望者も多数

一般用医薬品(市販薬)のインターネット販売について、とくに副作用リスクの高い医薬品を除いた、全体の99%にあたる薬で解禁とする方向で関係閣僚が大筋で合意、調整に動きはじめている。これをうけた消費者側の反応をみてみたい。

薬のインターネット販売が可能になった場合の医薬品購買チャネルの変化や、市場拡大の可能性について探るため、消費者2000名を対象に、電通総研が3月に実施し、公開した調査結果によると、解禁反対は1割にとどまり、6割が賛成と回答している。とくに40代・50代男性では、7割以上が賛成と答えた。

また、一般用医薬品のインターネットでの購入が可能となった場合、利用したいと答えたのは、77.2%と約8割が積極的な意向をみせており、全般的に歓迎されていることがうかがえる。市場規模も最大2400億円の拡大が見込まれているほどだ。

■薬害被害者をはじめ安全性への懸念の声も

しかし、賛成の人も含めて、副作用発生や飲み合わせの判断などで不安を感じている人は多く、とくに女性ではそうした懸念の声をあげる傾向が高くなった。

また、薬害被害者らからは、薬を商品として扱ってしまうこと自体を疑問視する声や、経済活性化のために医薬品の販売環境における規制緩和を実施するという考え方に疑問を呈する意見が出されている。

全国薬害被害者団体連絡協議会や日本薬剤師会、日本漢方連盟などの6団体は、4日、共同で会見を開き、それぞれの立場から、薬のインターネット販売解禁について、反対の姿勢を表明した。

利便性の向上というメリットがある一方で、安全性確保のためには、まだまだ工夫が必要な面は多い。消費者への啓発活動などもより積極的に行われるべきであり、今後の課題の大きさも浮き彫りとなっている。

(情報提供元:エスタイル)

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