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「節薬バッグ運動」が好調、福岡市薬剤師会

2013年06月18日(火)09時54分配信 配信日:13/06/18 09:54 icon_view2964view icon_view2964view
■飲み間違いを防止し、医療費負担の軽減にも
一般社団法人 福岡市薬剤師会が実施している「節薬バッグ運動」が好調だ。この「節薬バッグ運動」とは、飲み残しや飲み忘れとなって家庭に残っている「残薬」を、薬局に専用バッグで持参してもらい、その中身をチェックして、薬剤師が適正な薬の量となるよう、調整の手伝いをするものだ。

薬の飲み間違いによる副作用の発生を防ぎ、医療費の適正化を図って負担を軽減することもできるとして、全国から注目を集める運動となっている。

■薬の適正使用をサポート、全国への拡大も視野に

福岡市薬剤師会では、慢性的な疾患があったり、症状が緩和したりした場合に、残薬が多くなる点に着目。九州大学と共同で、昨年、薬局31軒の協力を得て、約2000人の患者を対象とし、この「節約バッグ運動」を試験的に実施した。

患者に渡した専用の節約バッグに残薬を入れ、最寄りの薬局へ持参してもらい、薬剤師は、医師の処方箋をもとに、残薬を種類及び使用期限等でチェック。使える分は差し引いて薬を処方するようにした。

試験実施期間に持ち込まれた残薬は、合計で83万9655円分に上り、そこから期限切れや変質分などを除いた計70万2694円が患者に還元されるかたちとなったそうだ。有効活用率で計算すると83.7%となる。仮に全国規模で実施したとすると、医療費全体で約3200億円の節減が可能となるという。

一定の効果が確認できたことから、同市薬剤師会では、今年2月以降、本格的に会員薬局に要請し、「節薬バッグ運動」を推進している。定期的に残薬を薬剤師がチェックすることにより、患者の服用実態を把握することもでき、薬の適正使用にもつながっているそうだ。

節薬バッグは、市内の会員薬局で無料配布しているという。同市薬剤師会の木原太郎副会長は、この運動を全国に広げていきたいと意欲も見せている。
(情報提供元:エスタイル)

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