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理研、アフリカ系米国人で抗凝固薬効果に関連する遺伝子多型発見

2013年06月29日(土)09時01分配信 配信日:13/06/29 09:01 icon_view799view icon_view799view
■「ワルファリン」の効きやすさに一塩基多型が関与
独立行政法人理化学研究所は24日、アフリカ系米国人における研究で、抗凝固薬「ワルファリン」の効きやすさに関わる一塩基多型(SNP)を発見したと発表した。ワルファリン投与の副作用や効果不十分による血栓性疾患の回避に貢献する研究結果として期待されている。

この研究は、理研統合生命科学研究センターの久保充明副センター長、同センターファーマコゲノミクス研究グループ莚田泰誠グループディレクターらと米国国立衛生研究所薬理遺伝学研究ネットワークと共同で実施している、国際薬理遺伝学研究連合(GAP)のプロジェクトによるものという。

■533人のDNAサンプルでゲノムワイド関連解析を実施
抗凝固薬であるワルファリンは、血栓ができやすい状態となっている患者に対し、脳梗塞をはじめとする血栓性疾患になることを予防するため、世界中で広く使われている。しかし、その効果には個人差が大きく、投与量のコントロールが難しい薬剤でもある。そのため、服用開始後の投与量の調節がうまくいかず、脳出血や消化管出血など重大な出血性の副作用や、不十分な効果しか得られなかったことによる血栓性疾患の発症が問題となっている。

これまでの研究では、このワルファリンの効きやすさには、CYP2C9とVKORC1の2つの遺伝子が関連することが判明している。2009年に共同研究チームでは、世界の約5000人分の患者データをもとに、適切な投与量を予測する計算式を構築、その結果、欧米人やアジア人に比べ、アフリカ人における投与量の予測精度が低いことが判明したという。

そこで、ワルファリンを服用しているアフリカ系米国人533人の患者DNAサンプルを用い、ゲノムワイド関連解析(GWAS)を実施。第10番染色体に位置するSNPがワルファリンの効きやすさに関連していることを、新たに突き止めたという。

このSNPにおいて、アデニンを2つもつAA型、およびその1つがグアニンに変化したAG型の患者の場合、ワルファリンが効きやすく、投与量の減量が必要と判明したそうで、これを先の計算式に組み込むと、予測精度が21%向上したと報告されている。

研究結果は、今後、抗凝固薬療法の適切なオーダーメイド医療の実現に向けて、活かされることが期待される。なお、この研究結果は、英科学雑誌「Lancet」のオンライン版、6月5日分に掲載されている。
(情報提供元:エスタイル)

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