その他
12月の正規公開版に向けて「がん制度ドック」ベータ版


がん患者やその家族などが、がんの治療時に利用できる「公的な支援制度」や「民間の支援サービス」を検索できるウェブサービス「がん制度ドッグ」を、東京のNPO法人「がんと暮らしを考える会 」が作成し、試験版の運用を始めている。現在のシステムは、ベータ版であるため、問題点を確認した上で、今年の12月の正規公開版に移行する予定となっている。
■経済的な問題の解消のために
がんにかかった場合、体と心の負担だけではなく、高額な治療費と仕事を休むことなどにより「暮らし」という部分でも大きな負担が現れてくる。「がんと暮らしを考える会」では、「暮らし」を維持していくために、弁護士・社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーなど、さまざまな領域の専門職種を乗り越えた現場の専門家が集まり、がんと「暮らし」について、次の一手を考え、情報の提供を行っている。
「がん制度ドック」は、多くの人が公平に利用できる制度を知り、適切なタイミングで申請する仕組みづくりのために構築された。利用者は、患者の年齢層・がんの種類・収入・加入中の医療保険などを入力するだけで、利用できる公的・民間の保険制度の申請先や利用方法を検索することが可能である。がん患者や家族が、各制度の知ることにより、制度の利用漏れを防ぎ、がん治療時に発生する経済的な問題の解決を目指している。
(情報提供元:エスタイル)
回答:0件
コメントの書込み・閲覧には会員登録(ログイン)が必要です