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処方箋薬のネット販売解禁を、ケンコーコムが提訴

2013年11月21日(木)17時53分配信 配信日:13/11/21 17:53 icon_view531view icon_view531view
■医療用医薬品のネット販売を禁じる省令は無効と主張

健康食品や医薬品を販売するEコマースサイト「ケンコーコム」を運営することで知られる、ケンコーコム株式会社が11月12日、医師の処方で出される医療用医薬品(処方箋薬)のインターネット販売を禁止する厚生労働省は無効であるとして、国を相手取り、その販売権利を求めて東京地方裁判所に訴状を提出した。訴状は同日、受理されている。

訴状などケンコーコムからの発表によると、同社は薬のネット販売に関し、全般的な準備を進めてきていたが、厚生労働省が2009年2月、処方箋薬と一般用医薬品についてネット販売を禁止する省令を出したため、販売を自粛してきたという。しかし、最高裁判所は今年1月、一般用医薬品のネット販売禁止を定めた同省令を違法であると判断。

これを受け、一般用医薬品だけでなく、処方箋薬についてもネット販売を禁止する委任はなく、禁止するならば、それだけの科学的かつ合理的な根拠、安全性のルール策定によってもネット販売の安全性が担保できないことの根拠が必要であるとして、販売権利の確認を求めている。

■海外での例もひき、司法判断を求める

ケンコーコムでは、処方箋薬は医師の処方に基づき、薬剤師が調剤するものである点でリスクの性質が異なるという点は認めているが、欧米をはじめ諸外国においてインターネットを介した郵送での販売が当たり前のものとして行われている点も例に挙げ、禁止の是非を問うている。

なお同社では、今回の提訴は苦渋の決断であるといい、本来であれば、国は、一般用医薬品のインターネット販売に関する最高裁判決後、すみやかにネット販売のルール作りを十分な議論のもとに行い、安全・安心なルールのもとでの医薬品ネット販売が行われるようにすべきであり、処方箋薬についても議論とルール作りに取り組むべきであったと指摘。

こうした議論なく、公平で十分な立法プロセスを欠いたまま、現在、薬事法改正案が国会へ提出されようとしているのは遺憾であり、なし崩し的に一律処方箋薬のネット販売を法律で禁止されることには納得できないとしている。


(情報提供元:エスタイル)

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