その他
勤務医の負担軽減策をめぐり議論


中医協の診療報酬基本問題小委員会(委員長・遠藤久夫学習院大学経済学部教授)は4日、病院勤務医の負担軽減策などについて意見を交わした。事務局は論点として▽医師以外の医療関係職が担う役割の診療報酬上の評価▽医療関係職と事務職員などの役割分担の診療報酬上の評価―を提示。委員らからは、各職種の責任の所在の明確化を求める意見や、ドクターフィーを導入し勤務医のモチベーション向上を求める意見などが挙がった。
意見交換では、「役割分担を図る上で問題となるのは責任の所在だ」と指摘した嘉山孝正委員からの質問に答える形で、厚労省保険局医療課の佐藤敏信課長が役割分担の範囲に言及。「現行の法律の範囲内でできることを考えている。範囲を広げるなら法改正など別途手続きが必要になる」との考えを示した。これに対し嘉山委員は「現行の法律の枠内でやるにしても責任を明確にしてほしい」と訴えた。西澤寛俊委員(全日本病院協会会長)は「役割分担を進めれば勤務医の負担は軽減されると思う。(論点で示した)診療報酬上の評価もしてほしい」と要望した。
(情報提供元:医療タイムス)
回答:0件
コメントの書込み・閲覧には会員登録(ログイン)が必要です